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新しい家族のカタチ

婚活・新潮流。「働き女子」と「主夫志望男子」のマッチングは日本を救う?

「秘密結社 主夫の友」婚活ワークショップ潜入レポート

PRESIDENT WOMAN Online 著者プロフィール
新田 理恵 にった・りえ
ライター

1978年和歌山県生まれ。大学卒業後、北京留学を経て、現地で経済情報誌の編集部に勤務。帰国後、フリーライターに。映画関連のインタビューを中心に、文化、女性のライフスタイルなど幅広く取材。映画雑誌「FLIX」編集、webサイト「映画と。」寄稿のほか、ビジネス誌、フリーペーパーなどで執筆。中国映画情報の収集がライフワーク。

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文=新田理恵
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仕事も、結婚も、出産もあきらめない。そんな女性の生き方が当たり前になっている一方で、日本人男性の家事参加は世界ワースト2位(OECD調べ)。そんな中、家族の新しいあり方を模索する婚活企画が開催された。新・男女のマッチングとは?

秋が深まりつつある金曜の夜。東京・都心に近いオフィスビルのホールに、仕事帰りらしき約40名の男女が、緊張した面持ちで複数のテープルを囲んで集っていた。

集いの目的は婚活。しかし、いわゆる婚活イベントと比べて、落ち着いた色味の通勤着姿で集う参加者に、ギラギラした雰囲気はない。

このイベントは「『主夫志望男子』と『働き女子』のためのハッピーワークショップ」。「主夫」という生き方に関心を持ってもらうことを目的に活動する「秘密結社 主夫の友」と、慶應義塾大学大学院SDM研究科ヒューマンシステムデザインラボ「ハッピーワークショップ」のコラボレーションで実現した企画だ。

女性活躍推進法の施行が2016年4月に迫る中、「女性の社会進出3割なら主夫を3割に」というキャッチフレーズを掲げて活動する「秘密結社 主夫の友」。本記事では、今後増えていくだろう新しい家族のカタチと、それを模索する男女側のリアルをレポートする。

女性活躍には、男性の家庭進出が不可欠

「『女性の活躍』という言葉がよく言われるようになりましたが、その裏側には『男性の家庭進出』が必要です」。冒頭でそう挨拶したのは、「秘密結社 主夫の友」(以下、主夫の友)のCEO、堀込泰三さん。堀込さんは東大大学院を経て大手自動車メーカーに勤務し、2007年長男誕生時に2年の育児休暇を取得、育休中に研究者である妻の渡米が決まり、家族で過ごすことを優先して一緒に渡米、後にフリーランスに転身した。現在は兼業主夫として、翻訳業の傍ら家事をこなし、妻のサポートと男の子2人の子育てに邁進(まいしん)している。

内閣府の調査によると、「男は仕事、女は家庭」という考え方に賛同する人の割合は、2009年時点でいまだ4割以上に上る。また、OECD(経済協力開発機構)の統計では、日本人男性の家事時間は、加盟している先進国34カ国で、韓国に次ぐワースト2位(2014年発表)という結果だ。

「女性活躍を推進するためには、“男性の家庭進出”が必須。それを進めるには、制度、風土、意識の3つのポイントがあります。実は制度も風土も改革は進んできており、残るは意識です」と堀込さん。「パラダイムシフトを起こし、固定観念を打ち破るには、発信活動が大事。いろいろなところから耳にすることで意識は変わっていきます」と、「主夫の友」の取り組みを語る。

イベントは前後半に分かれ、前半は、実際に専業主夫として子育てに奮闘中の男性によるトークライブ、後半は慶應義塾大学大学院SDM研究科ヒューマンシステムデザインラボを率いる前野隆司教授の人気ワークショップだ。

専業主夫、佐久間さん一家。乳幼児期の子育ても、修一さんのサポートで乗り切った。

前半の登壇者は、専業主夫の佐久間修一さん。男の子1人の父親だ。18年前、30歳で結婚し、結婚からわずか3カ月で難病に倒れたことを機に専業主夫になった。金髪のソフトモヒカンが印象的だが、髪型をあえてそうしたのは、「妻を応援する決意の証だった」と振り返る。

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