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保育園は、反対を乗り越え、町の一員になれるか

PRESIDENT WOMAN Online 著者プロフィール
境 治 さかい・おさむ
コピーライター/メディアコンサルタント

境 治1962年福岡市生まれ。東京大学卒業後、広告会社I&Sに入社しコピーライターになり、93年からフリーランスとして活動。その後、映像制作会社ロボット、ビデオプロモーションに勤務したのち、2013年から再びフリーランス。ブログ「クリエイティブビジネス論」でメディア論を展開し、メディアコンサルタントとしても活躍中。最近は育児と社会についても書いている。著書『赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない。』(三輪舎刊)

文=境 治
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町に保育園がやってくる!

2015年春開設予定だった目黒区の保育園が、反対運動により延期。連載をはじめる時、意識したのはこの一件だった。私の自宅から比較的近いこともあり気になっていたので、その取材からはじめようと考えた。実際いま、保育園側と反対運動の方々の双方に話を聞いている最中だ。

「社会福祉法人 桔梗」の山田静子理事長。1960年代、看護師としてキャリアをスタートさせた山田さん。自身も働くママであった経験を生かし、その後の人生を保育とともに歩んできた。

その情報収集をしている中で、某テレビ局でこの手の話題を追っているママ記者から、1990年代に住民の反対運動を乗り越え、保育園の開設を実現した東京都町田市の「ききょう保育園」のことを教わった。物理的条件をクリアしただけでなく、地元の人びとにうまく溶けこんでいったという。さっそく当時の園長で現・社会福祉法人 桔梗、山田静子理事長を訪ねた。お歳は70代後半だが、まだまだ現役を続けられそうなエネルギーあふれる女性だ。

その経歴は著書『保育園大好き 私の山あり谷あり保育人生』(ひとなる書房)に詳しいが、1960年代に看護師として働いていた彼女のようなワーキングマザーが、当時いかに理解されなかったか、物理的にも大変だったか。この本は戦後の働く女性史としても興味深いので、保育関係の方に限らず面白く読めると思う。そして彼女のワーキングマザーとしての経験は、その後母親たちを支援する上で大きいのだと感じた。

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